車が欲しいけど、まとまったお金がないなぁ。よし、月数万円なら払えるから、ローンを組んで買おう!
このように思っている方はいませんか?これは非常に危険な考え方です。
この記事の結論は、「車を買うなら現金一括で買いましょう」です。
なぜそのように言い切れるのか、私の実体験を元に解説します。
この記事を書いている私は、2年前にローンを組んで車を購入しました。
先日一括返済したので気分はすっきりしたものの、払った金利などを計算してみました。
すると、、、過去の自分の金融リテラシーの低さにがっかりでした。
同じように後悔する人が減ることを願って、この記事を書きました。
スポンサーリンク
お金がないから車をローンで買おう!は絶対後悔する
結論をくり返しますが、車を買うなら現金一括で買いましょう。
例:プリウスを新車で購入し、全額ローンを組む場合
プリウスの値段は、約250万円だそうです。
金利は融資元によって変わってきますが、販売店などで契約するローンはディーラー系が多いです。
ディーラー系は金利が高めなので、今回は5%として計算してみましょう。
結果をまとめると以下の通り。
- 毎月返済額:47,178円
- 総返済額:2,830,680円
- 支払う金利:330,680円
毎月約5万円を車のローンの支払いにあてるのは、正直キツいですよね。
さらに、一括で購入すれば0円のはずの金利分を、30万円以上払っています。
毎月の支払額を減らそうと思うと、さらに金利分が膨らみます。
目先の損得だけでローンを組んでしまうことの恐ろしさが伝わったかと思います。
毎月5万円を5年間、リターン5%で資産運用した場合
毎月ローンの支払いにあてているお金を、金利と同じリターンで積立投資したと仮定します。
すると、以下の通り。
最終積立金額が3,400,304円にもなっています。約40万円も増えているんです。
ただ、すべての人に「車をローンで購入せずにお金を投資に回せ」とは言いません。
価値観は人それぞれだからです。
- 車がある方が自分や家族が幸せだから
- 通勤時間の短縮に車はかかせないから
という理由で購入するのはありだと思います。
とはいえ、なるべく現金一括で購入するべきですけどね。
車という資産が残るよ。
という意見もあると思います。
確かにそうなんですが、新車を買ったら、その瞬間に価値は減っていくものなんです。
「1年ごとに価値が30%ずつ減っていく」とも言われています。
10年も経てば価値はなくなってしまうんですね。
参考:我が家の場合
参考程度に、我が家の例を載せます。
住宅ローンの関係で、とてつもなく長いローンを組んでいましたm(_ _)m
結果をまとめると以下の通り。
- 毎月返済額:10,260円
- 総返済額:1,231,200円
- 支払う金利:241,200円
なんて無駄な支出をしてしまったんだ、、、と後悔しています。
ただ、先日繰り上げ返済をしたので、約16万円分は利息を払わずに済みました。
結論:お金がないなら買うな!
何度も言っている通り、車を買うなら現金一括で買いましょう。
なぜなら、ローンで金利を払うのは無駄だからです。
「持っているとかっこいいから」はただの見栄です。
「何となく車は持つものだから」は思考停止しています。よく考えましょう。
ローンを組めば、手元の現金がなくならないから安心ですよ。
こういった言葉は、ローン会社の営業トークです。
「そもそも一括で払う現金がないなら車を買うべきでない」というのが私の考えです。
金融リテラシーがなかった過去の自分に、本当に伝えたいです。
車が必要なければ手放すのもあり!よく考えてみよう
自分の状況をよく考えて、車が必要ないと思ったら手放すのもありだと思っています。
車を手放すことによって起こるメリットは以下の3つです。
- ストレスが溜まらない
- 維持費が、かからない
- 健康になる可能性あり
順番に解説していきます。
メリット①ストレスが溜まらない
車の運転は、思っている以上にストレスがかかっているんです。
通勤手段の中で、車がもっともストレスがかかるという研究結果があるほど。
満員電車も相当なストレスがかかりそうですが、それ以上とは驚きですよね。
私自身も平日は毎日通転していますが、結構イライラしてしまいます。
早く運転のストレスを人生から排除したいと思っている日々です。
ちなみに、運転時のイライラ対策をしたいという方は、下記の記事をご覧ください。
車の運転でイライラしてしまうあなたへ提案【対症療法 vs 原因療法】
さらに、一時期話題になったあおり運転や事故など、明日は我が身という感じで怖いですよね。
なので、車を所有していなければ、不要なストレスを抱える必要はなくなります。
メリット②維持費が、かからない
ローンの支払いがないとしても、以下の維持費がかかりますよね。
- 税金
- 保険代
- 車検代
- 駐車場代
- ガソリン代
車の1年間の維持費は以下の通り。
軽自動車でも、1か月で約32,000円の維持費がかかります。
もしローンがあったら、収入のほとんどを車関連の支出で占めてしまうことになりますよね。
場合によっては、必要な時にタクシーに乗った方が安くすみます。
もしくは、カーシェアリングやレンタカーの方が管理する手間がなくていいですよね。
維持費がかからないのは、車を手放す最大のメリットとも言えます。
メリット③健康になる可能性あり
これは補足的ですが、車を手放せば健康になります。
車に乗っていた分を歩いたり、自転車で移動するようになるからですね。
私は子どもの保育園の送迎から通動まで車を使っていますが、1日の歩数が2,000歩なんてこともあります。
完全に運動不足ですよね。
歩けば多少汗をかいたりしますし、運動になります。
健康的な生活を送れるのは、のちのちの人生に効いてくるメリットです。
まとめ:車のローンは怖いもの
この記事の要点をまとめると以下の通りです。
- 車を買うなら現金一括で買いましょう
- 借入金額:250万円、返済年数:5年、金利:5% → 30万円もの金利を払う
- 同じ条件で積立投資をすれば、40万円ものリターン
- 車を手放すメリット ①ストレスが溜まらない ②維持費が、かからない ③健康になる可能性あり
今回は、「車のローンは怖いよ」というお話でした。
収入が低くても組めてしまう車のローンは、便利なようで、無駄なお金を垂れ流してしまっています。
「お金がないなら買うな!」というのは当たり前のようで、過去の私は理解できていませんでした。
同じように金融リテラシーが低い人を救うことができれば嬉しいです。
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント