たくみさん著「難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!」を読みました。
たくみさんは教育系のYouTuberです。
ホリエモンのYouTube「数学を学ぶことのメリットとその魅力【ヨビノリたくみ×堀江貴文】」で知りました。
何これ!?言ってる意味がわからない、、、異次元の世界の話じゃん!
って思いません?私は、まったく話についていけませんでした。
こんなに楽しそうに話す2人を見て、私も数学の魅力を知りたいと思い、この本を読んでみました。
この本はとても読みやすく、1時間もあれば読めます。
数学に拒否反応を起こしてしまう人でもサラッと読める本なので、おすすめですよ。
最初に、本の内容について少し紹介します。
そして、この本を読んで学んだことを3つにまとめたので、解説しようと思います。
微分積分の知識だけでなく、重要なことを学んだので、ぜひ読み進めてみてください。
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難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!の内容【ちょっとだけネタバレあり】
本の内容と、読んでみた感想です。
本の内容まとめ
この本は、「微分積分」の超基礎を学べる本です。
著者の「たくみ先生」が、数学に苦手意識を持っているド文系の「エリ」に微分積分を教える、という形式になっています。
2人の登場人物の会話形式で進んでいくので、わかりやすいですよ。
学校だと、微分は以下の公式で習います。(私はそれすらも忘れていましたが…)
ですが、たくみ先生はその公式がどうして成り立つのか、その根拠を説明してくれます。
つまり、微分積分の本質的な部分を学べるということです。
たくみ先生が「小学生でもわかるように」と言っているように、かなりわかりやすいと思いました。
微分積分を学ぶ4ステップ
少しネタバレすると、以下の4ステップで説明をしてくれます。
ステップ1:関数
ステップ2:グラフ
ステップ3:傾き
ステップ4:面積
このように見てみると、微分積分は中学生くらいの数学で習った知識でも解けそうですよね。
例題も載っており、解きながら進めていけます。
読んでみた感想
すべての人が「微分積分を学習する前に読むべき本」です。
学校だとここまで本質的な部分を教えるのは、時間的にも厳しいと思います。
そうすると数学が暗記の科目のようになってしまい、苦手意識を持つ人が増えますよね。
脱落者を出さないためにも、まずはこの本で理解するとよさそうです。
また、数学だけでなく、勉強は教わり方次第なんだと実感しました。
嫌いな科目だったけど、先生が変わって好きになった科目とかってないですか?
新しい知識を身につける時は、挫折しづらい環境を作ることが大事ですね。
難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!から学んだこと
微分積分の知識を学ぶことができたのは当然ですが、人生において大切なことも学んだので、解説します。
- 数学的思考
- 伝え方の工夫
- モノの本質を見る
以上の3つです。順番に解説をします。
数学的思考
「情報を整理して、分析して、処理する」みたいな思考ですね。
経営者は、数学的思考を持っていることが多いようです。
考えてみれば当たり前ですが、勘やフィーリングで事業をしても失敗してしまいますよね。
数学的思考は、ブログ運営にも必要な能力だということに気づきました。
PV数などを数字で見る
→ どうしてこのような結果だったのか?どうすればもっと伸ばせるのか?を考える
→ 考えた結果を実行する
まさに「情報を整理して、分析して、処理する」ですよね。
こういう数学的思考や論理的思考が、事業を成功するには必要不可欠なのです。
伝え方の工夫
「おわりに」にこんな一節がありました。
100を話して10しか伝わらない人よりも、50を話して30を伝えられる人になりたい
微分積分のすべてを、数学が苦手な人に話してもわからない。
だから、基稚的な部分を、なるべく完壁に教えたい。ということですね。
これまたブログにも当てはまると思いませんか?
「ブログ飯」にも以下のような一節があります。
(ブログの)最終チェックをしてくれる人を探しましょう。この仕事に最適なのは、小学校5~6年生の子供です。
子供だと悔ってはいけません。常用漢字の大半は小学校までに習いますし、分かりやすい文章に、難しい漢字は必要ありません。彼らが読めなかった語に関しては、より平易な言い換えをすればいいということがすぐにわかります。
専門用語や難しい言葉を使うよりも、小学生でも読めるように書くのが読者思いのブログです。
自己満な文章を書いても、気分がいいのは自分だけです。
どちらにも共通して言えることは、伝え方の工夫をしないと独りよがりになってしまうということです。
モノの本質を見る
微分積分はただ公式を丸暗記しても、テストでは点数が取れるかもしれませんが、応用がきかないですよね。
モノの本質を見るということは、微分積分の本質的な部分を知るということです。
そうすれば、どんな応用問題でも本質を見ることができ、解決することができます。
これは、プログラミングにも必要な能力です。プログラミングも数学的なところがあります。
公式があって、それを応用して自分のコードを書いていく、というザックリとしたイメージです。
公式を調べて、自分の工ディタにコピぺすることは誰でもできます。
ですが、本質を理解していないとただのコピぺになってしまいます。
さらに、コピぺして上手くいかなかった時に、本質を理解していないので、どこを直していいかわからないという状況に陥ります。
もし本質を理解していれば、応用して、解決することができます。
モノの本質を見ることは、人生において持っておくべき能力ですよね。
まとめ:モノの見方が磨かれる
数学を学ぶと、モノの見方が磨かれる
これはたくみ先生の言葉です。
私はまだその境地には達していません。
ですが、数学的思考は成功するために必要なので、意識して生きようと思います。
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
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