バカとつき合うな:堀江貴文、西野亮廣【感想・レビュー】

おすすめの本

堀江貴文さんと西野亮廣さんの共著、「バカとつき合うな」を読みました。

あなたの自由を邪魔するものはつねに、バカの存在です。

こんな衝撃的な一文から始まります。
この本は、何かを始めようとしているけれど、躊躇しているという人にぜひ読んでもらいたい1冊です。

「バカとつき合うな、自分がバカになれ」
そんなメッセージを私は受け取りました。

堀江さんも西野さんも、何かと発言が炎上している方で、注目されていますよね。
そんな人がどのような考えを持って行動しているのかがわかる、読みやすくて引き込まれる本でした。

何か行動しようとしている人におすすめですし、そう思っていなくても、この本を読むと行動したくなると思います。

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『バカとつき合うな』感想・レビュー

『バカとつき合うな』感想・レビュー

学んだことや共感した部分を、引用をまじえながら紹介していきます。

 

我慢癖を解除していく

少々引用が長くなりますが、読んでみてください。

いまの時代に必要なのは、我慢できないほど、「これをやりたい!」と欲望する力です。我慢とは真逆の力。

ぼくは、いま我慢するクセがついてしまっているあなたのことを突き放すつもりはありません。我慢癖は、この社会では大なり小なりほとんどの人が持っているんだと思います。なぜなら、多くの人が学校教育を受けてきているから。

でも、我慢癖を持ってしまっているのは、もったいないことです。そのメンタルセットが、あなたが本当にやりたいことを、あなた自身に見えなくしてしまっているというケースが多いからです。

だから、ゆっくりでいいので、我慢癖を、自分で解除していくことを意識してみてください。そうすると、いま日常的にやっていることの中で、やりたくてやっていることと、我慢してやっていることの境界が見えてきます。その飲み会やら定例会やら、本当に行きたくて行っていますか?

それらを腑分けして見えてきた「やりたくてやっていること」を大事にしてください。それが、

これからの時代を生きていくあなたのヒントに、助け舟になると思います。

(略)

疑わずに耐えることが良いことだ、と刷り込まれていく。既存の学校教育の中では、「行動せずに黙っていられる子」が偉くなっていく。

そんな環境の中にいるうちに、「やりたいことを我慢する」ではなく、「やりたいことがない」に変わっていく。「欲望する力」を失っていく。もともとは全員が持っているものなのに。いわば、去勢されていくんですね。

あなたが「やりたくてやっていること」は何ですか?

それは本当に「やりたくてやっていること」ですか?

それは誰かの期待に応えたいという気持ちからやっていることや、周りに刷り込まれていることではないですか?

会社員をしていると我慢を強いられることが多いですよね。
多くの人は思考停止して、我慢とさえ思わなくなっている状態かもしれません。

そうして、やりたいことがないから、とりあえず今の会社で働き続けるということになるのかもしれません。

私は「やりたくてやっていること」を最優先にしていこうと思います。
今はブログを書いたり、プログラミングを勉強したりと、自分の力で生活できるような仕組みを作ることが楽しいです。

ただ、「やりたくてやっていること」を最優先にすることの弊害は、やりたくないことに対する熱量が0になってしまうことです。
大きな声では言えませんが、会社での仕事がつまらなく、仕事は最速で終わらせ、内職をしている状態です。

やりたいことだけをやって生活できるように努力しようと思わされました。

 

ひとつの仕事で生き抜くのは天才

ひとつの仕事で一生を生き抜くなんて、天才にしかできない生き方です。

野球のイチロー選手を想像してください。非凡というのはああいうことです。2016年にはメジャーリーグ通算3000本安打の記録を打ち立て、日本時代とアメリカ時代を通算したプロ野球での全安打数は、ギネス記録。

(略)

変わりつづけるぼくと対照的に、ほぼ同い年のイチロー選手は、ずっと変わらず野球をやり、しかも成績を出しつづけていた。

イチロー選手の例がわかりやすいですね。

新卒で入社して定年まで働くという人もいるけれど、イチロー選手のように日々成長し続けながらひとつの仕事で生き抜くのは天才にしかできないことなのかもしれません。

私は飽きっぽく、ひとつのことを続けるのが苦手なので、凡人としていろいろな仕事で生きていますし、これからも生きていきます。

 

人生の美味しいところを先にとる

自分の人生の美味しいところをまず先に自分自身がとって、残りを社会に分け与えてあげる。それだとなんでダメなんですか?

いま、少子化による人材難で、大学生のアルバイトは売り手市場です。「水曜は授業のあと、サークルあるけど、22時から1時間半でよければ入れますよ」と学生が言っても、お願いします!と会社が頭を下げる状態。

でも、バイトはそれでいいのに、正社員は時間の主導権を献上しなければいけないのが現状です。そんなのおかしいでしょ?

「水曜午後と木金だけでいいなら、正社員で働いてやってもいいけど?」くらいの強気で若者が就職活動できるようになったら、この社会は一皮剝けると思いますね。

これも会社員特有の思考停止しているパターンですよね。

私は、正社員のハードルが高すぎると思っています。週5日働くのは必須、残業も当たり前、これでは人生を会社に捧げてしまうことになります。

さらに一度レールから外れたら正社員として戻れるのは難しいですよね。

この社会で自由に生きていくためには、正社員にならない方がいい気がします。

私は専業主婦から再就職する時に、正社員を希望していましたが、ハードルが高すぎて断念しました。

 

行動することは存在証明

みなさんの中には、なにか行動を起こそうと思いながらも、それが失敗するんじゃないかと怖がっている人もいるかもしれません。

行動しなければ失敗しない。でも失敗を恐れて行動しないでいると、「存在しない人間」に近づいていってしまう。

(略)

失敗する未来を想像してしまって行動できないというのは、それも未来に縛られているということです。

行動することは、いま現在を生きていることの存在証明です。過去も未来も見ずに、行動してください。そうやって、存在してください。

この記事の冒頭で、「この本を読むと行動したくなる」と書きましたが、この文を読んでみてどうですか?
行動したくなりますよね?

行動をしないと「存在しない人間」になってしまいますよ。
何か行動をしようとして横槍を入れる人は、無です。

そう思えば、何かを挑戦するハードルが下がりますよね?

 

「自分なくし」

昔、漫画家のみうらじゅんさん「自分なくし」というキーワードを提案していました。みんな「自分探し」しすぎだ、これからは「自分なくし」だって。「自分とは何者か」なんてどうでもいい。理由なんて必要なしに、あなたは事実、存在している(口だけのアンチを除き)。探さなくてもあなたはそこにいるじゃないですか。

なのに、それとは別に、それでも探さなきゃいけない自分なんて、本当は存在していない自分、つまり、でっち上げた自分です。結局それは、他人の目を意識して必要としてるものなんじゃないですか?

それで、「ほかの人がやったことのないことをして自分の個性を確立したい」とか言い出す。その発想自体がもう、没個性。

(略)

だから真似することは、個性を育てるんです。

いいと思ったことは、好きに自由に、真似る。パクる。人と違うことをしなければと考える「自分探し」とは逆の発想ですね。

これが最後まで読んでくれたあなたへの最後のアドバイスです。

「自分なくし」という言葉はいいですね。

私は以前、いつ趣味を聞かれてもいいように、かっこいい趣味を持とうとしていた時がありました。
それは、完全に他人の目を意識した趣味ですよね。でっち上げたものになっていました。

誰かの真似をするのはかっこ悪いという意見もあるかもしれません。

でも「守破離」という言葉もあるように、まずは真似をして、そこから自分流の行動や考えが出てくるのでしょう。

 

まとめ:存在しよう

この記事では、『バカとつき合うな』を読んで共感した部分を引用し、私の感想を付け加えました。

読者の方に伝えたいことは、「行動できるバカ」になろう、ということです。

堀江さんの言葉を借りれば、行動する人だけが存在することができます。
存在する人になりましょう。

以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

『バカとつき合うな』が気になった方は読んでみてください。

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