学生時代はそれなりに成績優秀で「優等生タイプ」だったのに、社会に出てみたら仕事ができない人になってしまった…何で仕事ができないんだろう?悩んでいます。どうしたらいいですか?
このような悩みを持った方に向けて書いています。
結論は、「学校で求められることと、社会で求められることがかけ離れているから」だと思います。
記事の後半では、そんな「優等生タイプ」の人に試してみてほしいことを書いたので、参考にしてみてください。
この記事を書いている私は、自分で言うのも恥ずかしいですが、いわゆる「優等生タイプ」でした。
優等生アピールをすると、
- 成績は、ほぼオール5
- 中学・高校ともに皆勤賞
- 部活に熱心、高校では部長
こうやって書くと気持ち悪い(笑)
しかし、社会人になって自分の仕事のできなさに絶望しました。
こういった経験から、優等生になることのデメリットがわかったので、この記事で解説していきます。
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「優等生タイプ」の人はなぜ仕事ができない?
先ほどのくり返しですが、「学校で求められることと、社会で求められることがかけ離れているから」です。
社会で成功するのは、いわゆる「優等生タイプ」ではないと思っています。
「優等生タイプ」の定義
この記事で言う「優等生タイプ」とは、以下のように定義しますね。
- 先生や親の言う通りに行動する
- 怒られるようなことはしない
- 目立つような行動はしない
「優等生」というと様々な解釈があると思いますが、一応このように定義しました。
「優等生タイプ」が得意なことと仕事で求められることのギャップ
まず、「優等生タイプ」の得意なことは、以下の通り。
- テスト勉強などの終わりが見えているもの
- テストの点数など数字で可視化されるもの
- やり方や方法がある程度決まっているもの
「優等生タイプ」の方は、わりと納得していただけるんじゃないでしょうか?
私は上記のことが得意で、他の人よりある程度上達が早く、成果を上げることができます。
一方で、仕事で求められることは以下の通りです。
- やり方や方法が決まっていない中で結果を出すこと
- いつ成果が出るかわからない中で努力すること
- 知識や情報を応用して常に成果を出すこと
- 創造性豊かな、クリエイティブな発想
- 何事にも臨機応変に対応すること
こうやって比べてみると、「優等生タイプ」が得意なことと、真逆ですよね。
「優等生タイプ」になってしまう理由
「優等生タイプ」になってしまう理由は、環境によるものが大きいと思います。
特に、日本の教育は、「優等生タイプ」を作り出そうとしていますよね。
- レールに沿って進むことがよいとされる
- 周りと同じことをすべきという同調圧力
- そこまで自分自身の意見を求められない
日本の教育がこのまま変わらずに続く限りは、「優等生タイプ」が量産されてしまう気がしています。
「優等生タイプ」の人に試してほしい2つのこと
日本の教育が変わればいいと思いますが、現実的にすぐに変えることは無理ですよね。
なので、「優等生タイプ」の人に試してほしいことを2つ紹介します。
- 「我慢癖」の解除
- レールから外れる
順番に解説していきますね。
ちなみに、仕事ができるようになる方法ではありません。より「生きやすく」する方法です。
「我慢癖」の解除
「我慢癖」というのは、ホリエモンとキングコング西野さんの著書「バカとつき合うな」からの引用です。
すごく共感したので、少し長いですが引用します。
いまの時代に必要なのは、我慢できないほど、「これをやりたい!」と欲望する力です。我慢とは真逆の力。
ぼくは、いま我慢するクセがついてしまっているあなたのことを突き放すつもりはありません。我慢癖は、この社会では大なり小なりほとんどの人が持っているんだと思います。なぜなら、多くの人が学校教育を受けてきているから。
でも、我慢癖を持ってしまっているのは、もったいないことです。そのメンタルセットが、あなたが本当にやりたいことを、あなた自身に見えなくしてしまっているというケースが多いからです。
だから、ゆっくりでいいので、我慢癖を、自分で解除していくことを意識してみてください。そうすると、いま日常的にやっていることの中で、やりたくてやっていることと、我慢してやっていることの境界が見えてきます。その飲み会やら定例会やら、本当に行きたくて行っていますか?
それらを腑分けして見えてきた「やりたくてやっていること」を大事にしてください。それが、これからの時代を生きていくあなたのヒントに、助け舟になると思います。
(略)
疑わずに耐えることが良いことだ、と刷り込まれていく。既存の学校教育の中では、「行動せずに黙っていられる子」が偉くなっていく。
そんな環境の中にいるうちに、「やりたいことを我慢する」ではなく、「やりたいことがない」に変わっていく。「欲望する力」を失っていく。もともとは全員が持っているものなのに。いわば、去勢されていくんですね。
「バカとつき合うな」
「優等生タイプ」は、この我慢癖がガッツリ刷り込まれている人と言えます。
これは私の偏見かもしれませんが、「落ち着きがないりと言われていた人が大きく成功していたりしますよね。
「我慢癖」を解除することで、疑わずに耐えることに慣れてしまっている「優等生タイプ」の人は、自分の新たなー面を見つけることができますよ。
「バカとつき合うな」の書評記事も書いているので、気になった方は読んでみてください。
バカとつき合うな:堀江貴文、西野亮廣【感想・レビュー】
レールから外れる
もう1つは、「こうあるべき」という思い込みのレールから外れてみましょう、という提案です。
レールから外れることは、「優等生タイプ」にとってはかなり抵抗があると思います。
しかし、一度レールから外れてみると、意外と心地よいことに気づくと思います。
たとえば仕事関係で言うと、
- 転職してみる
- 仕事を辞める
などですね。「一度入った会社は定年するまで勤め上げる」というレールから外れたことになります。
私は、出産を機に新卒で入社した会社を退職しました。
当時はレールから外れたことで、後ろめたさや後悔でいっぱいでした。
専業主婦の期間は暗闇にいるような感じでしたが、再就職をしたり転職をしたりと紆余曲折を経て、今はやりたいことが見つかりました。
仕事を辞めてみて、違う生き方を模索するようになったのがきっかけです。
レールから外れずに仕事を続けていたら、「優等生タイプ」のまま、もがいていたと思います。
生きやすい人生を送るために、レールから外れることをおすすめします。
まとめ:真面目に生きると消耗しますよ
この記事の要点をまとめると以下の通りです。
- 「優等生タイプ」の人が仕事ができない理由 → 学校で求められることと、社会で求められることがかけ離れているから
- 「優等生タイプ」になってしまう理由 → 環境(特に日本の教育)が大きい
- 「優等生タイプ」の人に試してほしいこと → ①「我慢癖」の解除 ②レールから外れる
学校では模範とされ、わりと褒められてきたのに、社会に出てみるとまるで使えない人間になる。
こういった現実は、受け入れがたいですよね。
この記事では、「優等生タイプ」の人が生きやすくなるようなヒントを書いたつもりです。
あまり真面目に生きると、消耗しますよ。
この記事が、これからの生き方の参考になれば嬉しいです。
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうごさいました。
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