アンジェラ・ダックワース著「GRIT やり抜く力」を読みました。
「やり抜く力」は、あらゆることを成功へ導くために必要な能力です。
この本で、「やり抜く力」の強い人になるためのヒントを得ることができました。
その内容を、本を引用しつつまとめました。
この本は少し読みづらく感じましたが、「成功したい」という気持ちある人は、一度読んでおいて損はないと思います。
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「やり抜く力」とは
そもそも「やり抜く力」は、「情熱」と「粘り強さ」で測ることができます。
情熱とは、
- 遠くの目標を視野に入れて努力している
- いったん取り組んだことはきまぐれにやめない
粘り強さとは、
- 意志力の強さ、粘り強さ、いったん目標を決めたら守り抜く
- 障害にぶつかってもあきらめずに取り組む
そして当然ですが、「情熱」と「粘り強さ」が強い人が成功しています。
「天才」という言葉には注意
自分が成功していないからといって、成功した人を「彼は天才だからね」と言ってしまうのは自分への甘えですよ。
自分が「ラク」だから人を神格化する
まさにこの通りだと思います。
他人を「天才」にしてしまえば、引け目を感じる必要がなくなりますよね。
これからは「天才」という言葉は使わず、あなたも「やり抜力」を身につけましょう。
目標設定方法
効果的な目標設定の方法は、「ピラミッド型の目標」を作ることです。
上の図のように、ピラミッド型に目標を設定します。
1番下は具体的な個別の目標を設定します。上位の目標を達成するための手段です。
そして、上に行くほど抽象的かつ全体的で重要な目標になります。
具体例をあげると以下の通りです。私の場合で考えてみます。
- Webライターをする
- プログラミングの勉強をする
- ブログを書く
上記の3つが下位の目標にあります。
- それらをするのはなぜか? → 副収入を得るため → 中目標
- 副収入を得たいのはなぜか? → 会社に縛られずに生きたい → 大目標
というように目標を作っていくイメージです。
「やり抜く力」を強くする4ステップ
それは、以下の通りです。
- 興味:目標に向かって努力することに喜びや意義を感じる
- 練習:自分の弱点を認職し、克服するための努力をくり返し、何年も続ける
- 目的:他人のために役立つと思えることが絶対必要
- 希望:困難に立ち向かうための「粘り強さ」
これらを強くするために、どのようにすればいいのか、順番に解説をしていきます。
「やり抜く力」を内側から伸ばす
「やり抜く力」を伸ばすには、内側から伸ばす方法と、外側から伸ばす方法があります。
まず、内側から伸ばす方法です。
「やり抜く力」強い人の特徴
それは以下の通りです。
- 意図的な練習を行う
- 改善を続ける
- フロー体験が多い
- 人の役に立っていると考える
- 楽観的
- 成長思考
この中でも重要な「意図的な練習」とは以下の手順で行います。
- ある一点に的を絞って高めの目標を設定
- 集中、努力し、目標達成を目指す
- 改善点がわかった後、何度もくり返し練習
そしてこれを習慣化することが、何よりも重要です。
「やり抜く力」を外側から伸ばす
次に、外側から伸ばす方法です。
子どもの「やり抜く力」を伸ばす
子どもの「やり抜く力」を伸はしたい方は、以下を自問自答してみてください。
- 自分が、人生の目標に対して、情熱と粘り強さを持って取り組んているか?
- 子どもが、手本にしたくなるような育て方をしていると思うか?
これに「Yes」と答えることができれば、子どもの「やり抜く力」を伸ばすことができます。
つまり、子どもは親を見て育つので、ロールモデルになりましょうということですね。
環境が大事
「やり抜く力」は遺伝子にも関係があると言われていますが、最も影響が大きいのは「環境」です。
そこで役に立つのが、以下の2つです。
- 課外活動
- 「やり抜く力」の強い集団に入る
課外活動は、大変だけど、唯一楽しめる活動なのです。
たとえば学校の勉強は大変なだけですし、ゲームで遊ぶのは楽しいだけですよね。
どちらも兼ね備えているのが、課外活動ということです。
その課外活動を1年以上続け、進歩を遂げると「やり抜く力」はぐんと伸びるそうです。
また、付き合う人によっても「やり抜く力」の伸び方は違います。
これは考えてみたらわかりますよね。
まとめ
この本を読み、「やり抜く力」は、今からでも十分に伸ばせるということがわかりました。
「やり抜く力」が強い人ほど、精神的に健康な生活を送っているという研究もあります。
おそらく、一歩ずつ前に進んでいる感覚があるからではないでしょうか。
この感覚は、個人的にすごく大切だと思っています。
「やり抜く力」を伸ばし、コツコツと積み上げていく人生にしましょう。
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
気になった方は読んでみてください。
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