本多静六著「私の財産告白」を読んだ感想です。
この本は貯蓄界隈では有名なので、以前にも読んだことがあったのですが、改めて読み直してみました。
読んでみて思ったことは、本多氏の自慢話が多いものの笑
内容としては現代でも活かせることばかりなので、貯蓄に励みたい人には必読と言えると思います。
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給与の四分の一を貯金せよ
「私の財産告白」の基本的な教えは、「四分の一貯金」です。
給与の四分の一、つまり25%を貯金せよ、という単純な内容です。
プラスして、臨時収入はすべてを貯金せよとのこと。
さらに、「貯金の利子を収入として」となっていますが、今では貯金の利子なんてほんのわずかなので、投資の配当や利益を増やしていく感じでしょう。
副業せよ
また、節約だけではなく、本業に支障が出ないように副業をしろと主張しています。
現代でもそのまま言えることです。
著者の副業は、文筆業だったようです。
何があっても、「毎日何文字書く」という日課をこなしていたそうです。
個人的な話ですが、この記述を見て、休眠中の当ブログを改めて書こうと思い立ちました。
周りに流されるな
今回、節約や蓄財をしようと励んでいる私に1番響いたのは、以下の言葉です。
一日も速やかに経済生活の独立を確保しようとする者は、つまらない世間の思惑などに心を惑わしていてはいけない。ケチン坊というそしりに耳をかたむけていてはいけない。出すべきものを出し、するだけのことをしておいての上であれば、だれはばかることはない。まず、その初志の貫徹に向かって邁進すべきである。ホンの一時のことである。目をつむり、腰をかがめていっさんに走り抜けさえすればうるささの煙にまかれてまごつくようなことにはならぬ。貯金の増進にも、財産の蓄積にも、とんとんと弾みがついてくるものだ。
「私の財産告白」P.75
蓄財をする上での敵は、周りの誘惑です。
周りの人が豪華な服やお金のかかる趣味、高価なランチをしていても気にしない!
【まとめ】足るを知る生活を楽しもう
「私の財産告白」で印象に残ったのは、以下の3つです。
- 給与の四分の一を貯金せよ
- 副業せよ
- 周りに流されるな
これを肝に銘じていこうと思います。
あと、2杯の天丼の話も印象的でした。
いくら美味しい天丼でも、1杯だから美味しい。
お金があって2杯食べることができたとしても、2杯目は2倍美味しいわけではないし、食べきれない。
むしろ1杯の方が幸せを感じることができる。
こんな感じの内容です。
少欲知足(わずかな欲望で、十分満ち足りていること。少ないものでも、それ以上を望まず、満足すること。)ですね。
あと、当時(大正〜昭和初期?)でも、職場の人間関係は煩わしい的なことが書かれているのが印象的でしたね。
今も昔も、そしてこれからの未来でも人間関係の悩みは無くならないでしょうね〜。
悩ましいです。
本書の後半は、本多氏の成功体験や失敗体験、自慢話的な内容がエピソードと共に書かれています。
節約と貯金のモチベーションを上げるためには、ひとまず前半だけ読んでみるのをオススメします。
これから蓄財に励もうと思っている方は、ぜひ一読を!
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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