超時間術【書評・要約】毎日忙しい人へ「あなたの時間不足は錯覚です」

おすすめの本

メンタリストDaiGoさん著「超時間術」を読みました。
この本は毎日忙しく、時間がないと感じている人に読んでもらいたい1冊です。

DaiGoさんは、「時間がない」という感覚は、錯覚であるということを言っています。

時間がないのが錯覚なんて、言ってる意味がわからない!

という答えが返ってきそうですが、事実なのです。
この記事で、詳しく解説していきます。

今回もマインドマップを使用して、読書ノートを取りました。

超時間術マインドマップ

マインドマップを使った読書ノートに関しては、以下の記事をご覧ください。
【おすすめ】読書ノートは「マインドマップ」で決まり【定着率up】

では、本の内容を引用しつつ、解説していきます。

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時間にまつわる3つの勘違い

時間にまつわる3つの勘違い

時間にまつわる勘違いは、以下の3つです。

  • 物理的な時間がない
  • やるべきことが多い
  • 忙しい人は仕事ができる

どれも正しそうに見えますよね?

 

労働時間は減り続けている

私たちは毎日、仕事や家事、育児に追われ、「物理的に時間がない」と思いがちです。

しかし実際は、1970年代に比べると労働時間は減っているという調査結果があります。
なので、「時間がない」というのは勘違いであることがわかります。

「やるべきことが多い」というのも、実は勘違いです。
やることに追われているということは、「正しい選択ができていない」ということなのです。

正しい選択ができないと、すべてをやろうとして、結果的に時間がなくなってしまうということです。

 

忙しい人は仕事ができる?

あなたの周りに、やたら「忙しいアピール」をしてくる人っていませんか?
これは社会人になってからずっと思ってきたことですが、忙しいアピールをしてくる人って「仕事ができる人」とは言いがたいですよね。

私の理念として「余裕そうに見えて、実はしっかり仕事をしているのがかっこいい」というのがあります。
ですが、世間的な見方として、「忙しい人=仕事ができる人」という感じだと思います。

この本によると、「自己アピールとしてのメリットが大きいから」忙しいアピールをする人が減らないということです。

世間的な見方は変わらないのかもしれませんが、この記事を読んでくれている方は、「忙しいアピールをしてくる人ほど集中して仕事ができていないんだな」と見守ってあげてください。

 

よって、時間不足は「錯覚」です

  • 物理的な時間がない
  • やるべきことが多い
  • 忙しい人は仕事ができる

以上の3つの勘違いによって、私たちは時間がないと錯覚してしまっているということです。

この時間感覚のゆがみが、錯覚を起こしてしまう原因です。
ゆがみを正して、物理的な時間を増やしましょう。

 

時間感覚を正すフィックス

時間感覚を正すフィックス

では、時間感覚を正すにはどうすればいいのでしょうか?
DaiGoさんは7つのフィックスを提示しており、その中で私が実践していることを3つ紹介します。

  • 時間汚染を防ぐ
  • 呼吸を整える
  • スモールゴール

順番に解説します。

 

時間汚染を防ぐ

まず、「マルチタスク」をやめましょう。
マルチタスクとは、複数の作業を同時に行うことです。

ひとつの作業をしている時は、その作業に集中した方がいいということですね。

マルチタスクは、時間感覚をゆがめる大きな原因です。
作業の切り替えの度に、時間に対するプレッシャーを感じてしまうことになります。

そこで「タスクシフト」を取り入れましょう。
タスクシフトとは、複数のタスクの切り替えるタイミングを決めておくことです。

先日、下記のツイートをしました。

ブログを書いていて、どうしても集中力が続かないことがありました。
そこで、30分という時間を設けて、終わっていなくても別の作業に切り替えました。

別の作業が終わって、再度ブログ執筆に取り組むと、意外にもはかどり、ダラダラ作業せずに生産性が高まりました。

タスクシフトは気分転換にもなるので、おすすめです。

 

呼吸を整える

呼吸を整えるって、たったそれだけ?と思うかもしれませんが、それだけです。

時間にゆとりを持つには、リラックスが必要です。
人間の体は呼吸しながら緊張できないようになっているために、効果的なのです。

緊張している時に深呼吸したことがあると思いますが、あれは理にかなっているのですね。
具体的には、息を吸った長さの倍の時間息を吐く、「パワーブリージング」がよさそうです。

「スクリーン無呼吸症候群」をご存じですか?
スマホやPCを見ると息が浅くなったり、何秒か呼吸を止めてしまうことがあるそうです。

この症状を知ってから意識してみると、確かに呼吸が浅くなっているように感じました。
仕事でPCを使う人は、たまに呼吸に意識を持っていくといいかもしれません。

 

スモールゴール

スモールゴールとは、その名の通り「小さな目標」を設定することです。

明確な目標を持たずに頑張っても、ムダに時間が過ぎてしまうだけですよね。
そして、スモールゴールを達成するのに、妨げになりそうな障害も理解しておくと効果的です。

たとえば私の場合、毎晩筋トレをすることを日課としています。
しかし、疲れていて、ゆっくりしたいと思うことがよくあります。これが私の障害です。

そう思った時の対策として、簡単にできるスクワットは最低でもやる、というように決めています。
スクワットを始めると、徐々に気分が乗ってきて、不思議と他の筋トレもやろうという気持ちになるのです。

そして、結果的に筋トレをするという目標を達成することで、達成感をあじわうことができます。

このように「スモールゴール+自分にとっての障害+その対策」を考えておくといいです。

 

職場の時間汚染対策

職場の時間汚染対策

1日の多くの時間を費やしている、仕事中の時間汚染もきちんと対策をしましょう。

 

長時間の通勤が生産性を下げる

長時間の通勤によって、仕事の生産性が下がってしまうというデータがあります。
さらに恐ろしいことに、離婚しやすくなったり、睡眠時間が減ることで体脂肪が増え、太るというデータもあります。

会社の近くに引っ越す、転職するなど、できるだけ通動時間を減らす努力が必要です。

先日、「車の運転でイライラしてしまうあなたへ提案【対症療法vs原因療法】」の記事を書きましたが、車通動はもっともストレスがかかるそうです。

通勤手段だけでなく、通動時間中の思考面でも大切なことがあります。
通勤時間を有意義に過ごし、その後の仕事の生産性を上げるには、

  • 何のために職場に向かっているのか?
  • これから職場で何をしようとしているのか?

をはっきりさせて出勤するといいそうです。

 

ヤバい会社とは?

ヤバい組織に共通する要素が、以下の5つです。

  1. 仕事とプライベートの混同
  2. 仕事がない
  3. 仕事の責任が重すぎる
  4. 組織内の不公平
  5. 業績が不安定

これらに当てはまる人は、何かしらの対策をした方がよさそうですね。

私自身、「仕事がない」に当てはまります。

「仕事がなくて暇」と言うと、「暇なんていいじゃん」と言われがちです。
経験したことがある人はわかると思いますが、仕事がないのはかなりシンドいです。
仕事がないのに、PCで何かしているフリをする、、、という日々はつらいです。

他の4つも想像しただけでヤバそうですよね。

 

まとめ:有意義な時間を過ごそう

自分の時間を確保するために、まず睡眠時間を減らそうとしようとする人がいますが、それはよくないです。

この本に書かれているように、

  • 時間感覚を正す
  • 時間汚染を防ぐ

以上の2つをすれば、時間に余裕が生まれます。
すぐに効果が出るものではないですが、少しずつ改善していくことに意味があります。

週40時間の自由をつくり、有意義な時間を過ごしましょう。

以上です。最後までお読みいただき、ありがとうごさいました。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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