ノマドライフ:本田直之【書評・感想】ノマドを目指す人は必読です

おすすめの本

本田直之さん著「ノマドライフ」を読みました。

この記事を書いている私(わや@wayasblog)は、ノマドライフを目指しています。
なので、この本を読むことで、モチベーションアップにつながりました。

ただ一方で、本田さんはかなり時間をかけて準備されており、ノマドを達成するのはそう簡単ではないという現実もわかりました。

本田さんは2012年の時点でノマドライフを送っており、ノウハウ自体は7年も前のものですが、今でも通用することばかりでした。
本文中に「ガラケーを捨てよう」という記述があったのは、時代を感じましたね。

本田さんはハワイと東京に拠点を持ち、行き来するというデュアルライフを送っています。
何とも羨ましいですよね。

「ノマドライフ」では、ノマドライフを送るための準備とマインドの作り方に重きを置いています。

今回もマインドマップを使用して、読書ノートを取りました。

「ノマドライフ」マインドマップs

マインドマップを使った読書ノートに関しては、以下の記事をご覧ください。
【おすすめ】読書ノートは「マインドマップ」で決まり【定着率up】

では、本の内容を引用しつつ、解説していきます。

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「ノマドライフ」達成までの6つのフェーズ

「ノマドライフ」達成までの6つのフェーズ

本田さんは、ノマドライフは今すぐできる訳ではなく、時間をかけて少しずつ移行していくべきだと主張しています。

この本では、ノマドライフに移行していくためのフェーズを6つに分けています。
それを、以下の図にまとめました。

6phase

それぞれを簡単に解説します。

 

第1フェーズ:ベースを作る時期(目安期間:5年)

ノマドライフを送るための、ベースとなる仕事のノウハウを学ぶ時期です。
自分で稼ぐことができなかったら、ノマドライフを送ることなんて到底無理ですからね。

ここでは、仕事のノウハウはもちろん、仕事を獲得するための営業のノウハウも学ぶ必要があります。
本田さんは、この時期に海外生活のノウハウも学んだそうです。

 

第2フェーズ:方向性を模索する時期(目安期間:3年)

ベースが完成したら、そこから色々と模索し、悩み、考え、ビジネスのタネを蒔いていく時期です。
具体的には、勉強をしたり、資格を取ったり、多くの人に会って学ぶといったことです。

本田さんは、この時期で未来のベーシックインカム(必要最少限、継続的に入ってくるお金)を作っていく時期とも言っています。

固定収入がないと、心の安定が保たれませんからね。

 

第3フェーズ:未来につながる実績を残す時期(目安期間:5年)

ベースが完成して方向性が定まったら、次にすべきことは、その分野で成果を上げることです。

ここは、とにかく仕事に集中するフェーズで、成果を上げることが重要になってきます。
同時に、経営のノウハウも磨く必要があります。

本田さん曰く、このフェーズが1番ハードだそうです。

 

第4フェーズ:転換期(目安期間:2年)

いよいよノマドライフへの一歩を踏み出す時期です。
このフェーズでは、ライフスタイルのブラッシュアップをして、ノマドライフに近づけていきます。

本田さんは、この時期にデュアルライフのリサーチやベース作りをしたそうです。
第3フェーズでは仕事ばかりで、私生活がおざなりになってしまいがちなので、本来のノマドライフへ転換していきます。

ここでひとまず、ノマドライフ達成ということになりますね。

 

第5フェーズ:実践期(目安期間:5年)

第4フェーズでノマドライフは達成したものの、それを継続させていかなければ意味がありません。
ここでは、どこにいてもできるノマドビジネスを拡大していきましょう。

実際にノマドライフを始めて数年経っているので、ある程度自分なりのノウハウが完成しますね。
本田さんが本の執筆に着手し始めたのが、このフェーズだそうです。

 

第6フェーズ:シェアの時期

ここは、ノマドライフを選ぶ仲間を増やしていくフェーズになります。

このフェーズは人によってはなくても良いと思いますが、本田さんはデュアルライフ仲間を増やしたいそうで、サポートもしているようです。

「ノマドライフ」は2014年に書かれた本ですが、当時に比べてSNSが発達してきているので、シェアはしやすくなってきていますよね。

 

自分なりに応用してみましょう

上記の6つのフェーズを読んで、正直なところ私は「何とも気の遠くなる長さだな…」と思いました。

確かに下準備は大切だと思いますが、ノマドライフ達成に15年かかるのはキツいですよね。
なので、この6つのフェーズを自分なりに応用していけばOKだと私は勝手に解釈しました。

参考までに、私のノマドライフまでのフェーズは以下のようにしました。

myphase

私は本田さんのように、

  • ハワイと東京のデュアルライフ
  • 本の執筆
  • ノマドライフのシェア

といったことはやるつもりはありませんし、できません(シェアできたら嬉しいですが)。

私の目指すところは、

  • 在宅で働ける
  • 家族で生活していくには困らない
  • ストレスのない生活を送りたい

といった感じでわりとこころざしが低めなので、上記のように若干省略版にしてみました。

ぜひこの記事を読んでくださっている方も、自分なりの年表を作ってみてください。

 

「ノマドライフ」に必須な思考のトレーニング

「ノマドライフ」に必須な思考のトレーニング

ノマドライフには、仕事ができる能力も大切ですが、思考の部分もかなり重要になってきます。
本の中で大切だと思った思考は、以下の2つです。

  • ネオシンプル思考
  • 自己責任思考

順番に解説をしていきます。

 

ネオシンプル思考

ネオシンプルは、「モノがなくても我慢して生きる」「少ないお金で生活する」というものではありません。持てるけれど、持たないという価値観。節約ではなく、選択。

「ノマドライフ」より引用

上記の通りです。

多くを持たず、必要最低限のモノをフル活用しようという思考です。
「ミニマリスト」のような感じですかね。

モノを持つことに使うお金があるなら、経験に使うのです。
これは素晴らしい思考ですよね。

ノマドライフを目指す目指さないに関わらず、持っておくべき思考だと思います。

 

自己責任思考

ノマドライフは、基本的には1人で仕事をすることになります。
なので、自己責任思考を持ち、何かあった時に他人に原因を求めてはいけません。

本文を引用します。

「自己責任思考」を養うにあたり、「安易に人に聞かないこと」は、絶対に守るべき大原則です。

「ノマドライフ」より引用

会社員として仕事をしていると、聞いた方が早いことも多く、ついつい人に聞いてしまうことがありますよね。

人に聞く前に自分で考え、思考能力を高めましょう。
他責思考だと、自分の思考能力が高まらないだけでなく、他人に迷惑をかけてしまいます。

 

おまけ:旅が教えてくれる

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、6人の子どもたちが世界中を旅しながら暮らしていることを、この本で初めて知りました。

そしてアンジェリーナ・ジョリーは、以下のように言っているそうです。

もし旅をすることが可能なら、子どもを育てるには、それがベストな方法だと思う

ブラッド・ピットも、以下のように言っています。

素晴らしい文化や異なる宗教、生活様式に子どもたちを触れさせる。それは、最高の教育だと思う

旅が教えてくれる、という考え方は良いですよね。

※よくよく調べたら、2016年にアンジェリーナ・ジョリーは離婚の申請をしていたんですね。芸能ニュースに全く詳しくないため、知りませんでしたm(_ _)m

 

「ノマドライフ:本田直之【書評・感想】」まとめ

「ノマドライフ」に正解はありません。
自分なりに模索して、自分なりの「ノマドライフ」を確立していきましょう。

会社に縛られるのが嫌だ!

このように思っても、実際にノマドライフを送ってみたら、自分には自由過ぎて後悔する、というパターンもあり得ます。

なので、一気に舵を切るのではなく、6つのフェーズで徐々に進めていくのは正しいやり方なのでは、と思いました。

最後に、本田さんが考える「ノマドライフとは」を引用して終わりにしようと思います。

いつも自由で、とらわれず、何にも依存せず、馴れ合わない心のあり方。

仕事と遊びの区別をつけず、クリエイティビティや効率性、思考の柔軟性が向上し、それがいいスパイラルになる人生。

「ノマドライフ」より引用

以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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