読書スピードが遅くて悩んでいます。1冊がなかなか読み終わらない。読むのが早い人はどうやってるのか教えてほしいです。
このように悩んでいる方はいませんか?
本を読むのが遅い人のことを「遅読家」というみたいですね。
しかし私の主張は、「読書スピードが遅くても問題ない」です。
とはいえ、スピードアップのコツもありますので、解説していきますね。
この記事を書いている私は読書好きですが、読書スピードが速いわけではなく、「遅読家」です。
「読書速度ハカルくん」というサイトで計測してみたら、「595文字/分」と平均よりも遅めでした。
(サイトの信びよう性はさておき、単純におもしろいので試してみてください。)
読んだ本の数ではなく、読んだ本の内容が身になるように心掛けています。
その証拠が、「【おすすめ】読書ノートは「マインドマップ」で決まり【定着率up】」の記事。
役立つ本があったら、マインドマップにまとめるようにしています。
読書スビードが遅くて悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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読書スピードが遅くても問題ない話
スピードが遅かれ早かれ、本の内容を理解することが重要ではないでしょうか。
読書スピードが遅い原因
それは、以下の2つです。
- 頭の中で音読している
- 難しい本を読んでいる
それぞれ見ていきます。
頭の中で音読している
読むのが遅い人は、心当たりがありませんか?
私はまさに「頭の中で音読」をしてしまっています。
たとえば、文字を指で追って読むという行為。
一語一句読むのではなく、さらっと目を通して必要な情報を得られる人は、読むのが速いんでしょうね。
確かに頭の中で音読をすると、読書スピードが遅くなるのは事実です。
しかし、一語一句読むことが悪いこととは思えません。
私はすべての情報に目を通したいという思いで、おそらく「頭の中の音読」は続けます。
※最近は、やっと他の方のブログの読み飛ばしができるようになってきました。今までは読みたいブログがありすぎてブックマークが溜まっていく…という状況でしたが、読み飛ばしで改善できました。
難しい本を読んでいる
そもそも、自分のレベルに合っていないような難しい本を読んでいませんか?
難しい本を読む時に、スピードが遅くなるのは当然ですね。
理解できない単語を考えたり、調べたりしながら読むからです。
私は投資の勉強を始めたばかりの時に、「株式投資の未来」という本を読みました。
この本は、投資家界隈ではバイブル的な本とされています。
しかし初心者には難しすぎて、何度も同じ箇所をくり返し読み、挙句の果てに最後まで読むことができませんでした。
※当時の私の正しい行動は、「株式投資の未来」を読むのではなく、投資初心者向けの簡単な本(「難しいことはわかつませんがお金の増やし方を教えてください!」など)を読むべきでした。
速読は意味がない?
「速読は無駄」という研究結果もあります。
その証拠が、メンタリストDaiGoさんの「速読の嘘~本を早く読めるようになる科学的手法」です。
動画の要点を簡単にまとめます。
まず、速読は、読者の満足度は上げる一方で、理解度は下がります。
これは考えればわかりますが、遅いペースで読んでも理解できないことを、速く読んだら理解できるなんてことはありえませんよね。
速読をすると読んだ気分になり、間違った自信がついてしまう危険性があります。
大体の速読法は、目の動きと周辺視野を鍛えるものだそうです。
しかし、実際に目の動きが読書スピードを決めるのに占める割合は、10%以下だそう。
では科学的に正しい速読は何かと言うと、情報処理能力を上げることです。
知ってる知識が増えて、読み飛ばしができるようになるということです。
たくさんの本を読んだり、基礎知識を入れることで速く読めるようになるのです。
つまり、正しい速読は、以下の2つのフェーズで成り立ちます。
- 「基礎知識」を頭に入れる
- 読み飛ばす、読むのを辞める「決断力」
最後にDaiGoさんが素晴らしいことを言っていました。
速く読めない本がたくさんあるということは、価値があること。知らないことにチャレンジして向き合っている証拠。
その通りですよね。速読できないと悩んでいる方が、本を読むことを辞めないでほしいです。
重要なのは、理解すること
読書スピードを上げることより重要なことは、本の内容を理解して、実生活に活かすことですよね。
読んだ冊数を競っても、意味がありません。
本の内容を忘れてしまって、読み返すのも全然OKだと思います。
以上が、読書スピードが遅くても問題ないと考える理由です。
スピードアップのコツは3つある
読書スピードが遅くても問題ありませんが、とはいえスピードアップした方が効率的ですよね。
よくある「速読法」は意味がないと思った方は、下記のコツを試してみてください。
- 習うより慣れろ!
- 読みやすい本を読む
- 集中できる場所で読む
順番に見ていきましょう。
習うより慣れろ!
「速読法」などのテクニックを学ぶより、まずはたくさんの本を読みましょう。
まさに、「習うより慣れろ」です。
活字を読む行為を積み重ねていけば、慣れるので、必然的に読書スピードも上がるでしょう。
読みやすい本を読む
読書スピードが遅い原因のところで、「難しい本を読んでいる」と書きましたよね。
読書の際は自分のレベルに合った本を選ぶべきで、徐々にレベルアップしていくようにましょう。
- 新しいことを学ぶ時 → 初心者向けの本を読むべき
- 自分の詳しい分野の場合 → 難しい論文でも読める
当たり前のようで、最初から難しい本に手を出して挫折する人も多いのではないでしょうか。
※私は初めて投資を勉強する時に「株式投資の未来」で挫折しましたm(_ _)m
集中できる場所で読む
読書する時の環境を整えることも、重要です。
人それぞれ集中できる場所は違うと思うので、自分の最適な環境を探してみましょう。
参考までに、私の最適な環境は静かな場所です。できれば無音がいいですね。
プラスして、時間の制約がない時に読むのもポイントです。
「あと〇分だ!」と思って読んでいると、そわそわして内容が頭に入って来ませんからね。
「焦り」の感情は、どの場面でもプラスに働きませんよ。
【おまけ】本を少し離して読むと良いかも
つい集中して本を読んでいると、本と顔の距離が近くなってしまうことはありませんか?
そんな時に、少しだけ本と顔を離して読むと、スムーズに読めるような気がします。
なぜなら、本と顔が近いと、目の動きが多くなるからです。
より目の動きを少なくすると、疲れずに読むことができます。
正しいかわかりませんが、ちょっと気付いた時にやってみてください。
まとめ:「遅読家」は勉強家の証拠
この記事の要点をまとめると以下の通りです。
- 読書スピードが遅い原因 → ①頭の中で音読している ②難しい本を読んでいる
- 正しい速読の2つのフェーズ → ①「基礎知識」を頭に入れる ②読み飛ばす、読むのを辞める「決断力」
- スピードアップのコツ → ①習うより慣れろ! ② 読みやすい本を読む ③集中できる場所で読む
読書スピードが遅いからといって、読書自体を楽しめなくなってしまうのは、悲しいですよね。
誰でも、最初は本を読むのが遅いのは当たり前です。
新しい知識を入れようとしている証拠なので、。
マイペースで読書を楽しみましょう!
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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