カル・ニューポート著「デジタル・ミニマリスト」を読みました。
この記事を読んでくださっている方は、もともとスマホの使い過ぎが気になっている方ではないでしょうか?
私も、そう感じている1人でした。
「デジタル・ミニマリスト」は、私と同じように考えている方に、ぜひとも読んでみて欲しい1冊です。
そんな私が、この本を読んで実践するようになったことは、以下の通りです。
- スマホからSNSアプリを削除(Twitter、YouTube)
- スマホの充電は寝る時以外はしない
- 時間が空いた時に何をするか考えておく
- スマホで調べたいことがあっても一旦メモっておく
これだけでも、スマホの使用時間が減っています。
どれだけスマホ依存がヤバいことかは、多くの研究結果からもわかっていることです。
他にも「スマホ脳」という本もおすすめです。
「デジタル・ミニマリスト」と「スマホ脳」を読んだら、自然とスマホを触る時間が少なくなると思います。
今回もマインドマップを使用して、読書ノートを取りました。
マインドマップを使った読書ノートに関しては、以下の記事をご覧ください。
ではさっそく、本の内容を引用しつつ、解説していきます。
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デジタル・ミニマリストとは?
そもそも「デジタル・ミニマリスト」とは何なのかについて解説していきます。
デジタル・ミニマリストとは?
この本の中で「デジタル・ミニマリズム」というのは、以下のように定義されています。
自分が重きを置いていることにプラスになるかを基準に厳選した一握りのツールの最適化を図り、オンラインで費やす時間をそれだけに集中して、他のものは手放す。
つまり、スマホを一切しようするなということではなく、厳選して使うということです。
スマホ依存やSNS依存に警鐘を鳴らしている人は多くいます。
SNSの代表格であるFacebookにいる人でさえ、警鐘を鳴らしているのです。
多くの人は、Facebookに時間を費やしすぎているそうです。
それもそのはずで、どのように人を惹きつけるかを頭の良い人たちが研究して、それを実装しているのです。
デジタル・ミニマリストになるとどうなるの?
次に、デジタル・ミニマリストという言葉は理解したけど、デジタル・ミニマリストになったところでどうなるの?という点について解説します。
デジタル・ミニマリストになると、「生活に満足できる」ようになります。
抽象的ですが、スマホのない生活に満足する要因は、その選択そのものなのだそうです。
「自分のことは自分で決めている」と自信を持って過ごせるから、つまり人生にコントロール感を持てるからだと書かれています。
面白いと思ったのが、「デジタル・ミニマリストになると優越感に浸れる」という表現です。
スマホばかりを見ている人は、自分の人生をスマホに支配されてしまっているということです。
それに対してデジタル・ミニマリストになれば、意識的に行動することからくる充足感を味わうことができます。
それが、幸福な人生を支える土台となるのです。
私がデジタル・ミニマリストを目指す理由
ここで私の話になりますが、私がデジタル・ミニマリストを目指す理由は、「子どもとの時間を大切にしたいから」です。
今まで休みの日など、自分はスマホを見て、子どもがテレビを見て、という、せっかく一緒にいるのに別々の行動を取っていることに違和感を感じていました。
現在5歳の娘と、思いっきり遊べるのも限られた時間しかありません。
確かに、ずっとつきっきりで遊ぶのは大変です。
しかし、あとで後悔したくないから、今は子どもと正面から向き合おうと思い、特に子どもと一緒にいる時にはスマホを触るのをやめようと思いました。
デジタル片付けの手順
では、実際にどのようにスマホを触らないようにするのかというと、本書では「デジタル片付け」という方法が書かれていました。
手順は、以下の3ステップです。
- 30日間のリセット期間を定め、必ずしも必要ではないテクノロジーの利用を休止する
- この30日間に、楽しくてやりがいのある活動や行動を新しく探したり再発見したりする
- 休止期間が終わったら、休止していたテクノロジーを再導入する
(その1つ1つについて、自分の生活にどのようなメリットがあるか、そのメリットを最大化するにはどのように利用すべきかを検討する)
私は実際にスマホからSNS(Twitter、YouTube)アプリを削除しましたが、30日間経過後も、おそらく再インストールはしないと思います。
そこまで重要なツールではないと実感したからです。
YouTubeに関しては、PCからのみ、時間制限を設けて本当に見たいものだけを見るようにしています。
スマホの見過ぎを防ぐためのおすすめは、iPhoneの方は、ホーム画面を編集する(プルプルするやつ)時に右上に出てくる「+」を押して、スクリーンタイムを追加することです。
どのアプリに、どれだけの時間を使っているかが可視化されて、どれだけ自分が無意識にスマホを使っているかがわかりますよ。
私は、Kindleのアプリを除いて、スマホの使用が1時間以内になるように気をつけています。
デジタル・ミニマリストを維持するためのポイント
本書のパート2では、デジタル・ミニマリストを維持していくための概念が紹介されています。
その中で、私が実践しようと思ったことを2つご紹介します。
- 1人で過ごす時間を持つ
- 趣味を取り戻す
それぞれ見ていきましょう。
1人で過ごす時間を持つ
本書では、スマホで常時他人とつながっている現代において、「孤独が欠乏している」ということを主張しています。
「孤独の欠乏」とは、他者のインプットに気を取られ、自分の思考のみと向き合う時間が限りなくゼロに近づいた状態です。
それに対して、孤独とは、自分の思考が他者の思考のインプットから切り離された状態のことです。
接続(他者とSNS等を通してつながること)は、一見魅力的に思えますが、必要なものをほとんど与えてくれないのです。
私が具体的に実践しようと思ったことは、「受け身の時間を減らす」ということです。
ネットサーフィンも、SNS閲覧も、YouTube視聴も、すべて受け身です。
自ら何かを生み出したり、自分の頭で考える時間を増やそうと思っています。
趣味を取り戻す
本書では、スマホを触る時間を減らすと同時に、質の高い余暇活動の時間を増やそうと提案しています。
面白いと思ったのが、最近よく耳にするようになった、早期リタイアをした人たちの話です。
早期にリタイアをして、有り余るほどの余暇を手にした時、その空白の時間を体を使う重労働に費やしている人が多いのだそうです。
メリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 経済的な負担が少ない
- エクササイズになる
- 心の健康にも良い
結局は、体を使う趣味を持った方が健康に良いということですね。
すぐに思い付かないよ…という方に試して欲しいことがあります。
それは、「週に何か1つ、修理するか作るかしてみる」ということです。
家のお手入れだったり、掃除や片付けなど、気になっていたけれどまだ手を付けられていないことは誰にでもあると思います。
もしくは、家庭菜園にチャレンジしてみたいと思いつつも、できていない人もいるのではないでしょうか。(私です)
とにかく、スマホに一生懸命費やしていた時間を、何か体を動かす趣味にあててみましょう。
【まとめ】デジタル・ミニマリスト【進んで孤独になろう】
「デジタル・ミニマリスト」の中で印象的だった言葉を引用します。
デジタル・ミニマリストは、ほかのすべてを見逃したとしてもかまわないと思っている。
今の時代は、何かを見逃したら置いていかれると思って、終始スマホに熱中している人が多いですよね。
しかし、見逃したらいけない情報なんてほとんど存在しないのです。
駆け出しデジタル・ミニマリストの私も、世間のニュースをいちいちキャッチアップするのはやめることにしました。
重要なニュースは、家族や仕事仲間を通して入ってくる分で十分です。
今回は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を読んでくださった方の参考になれば嬉しいです。
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