職業訓練に通うと転職に不利になるって聞くけど、実際はどうなの?
職業訓練に通おうと考えているけど、転職の時に仕事のブランクがあるのはマイナスになるのかな?
このように悩んでいる方のための記事です。
私が考える結論は「問題ない」です。
この記事では、以下の2点をまとめました。
- 職業訓練に通うことが転職に不利にはならないと考える理由
- 職業訓練を受講する前に知っておくべきこと
この記事を書いている私(わや@wayasblog)は、2020年1月〜3月にプログラミングを学ぶ職業訓練に通いました。
そして、2020年5月にWebエンジニアとして就職することができました。
» 参考記事:【経験談】30代 / 子持ち / 実務未経験からWeb制作会社に転職した方法
転職活動を始めたのが、新型コロナウイルスの影響で「緊急事態宣言」が出た直後という最悪のタイミングでした。
それでも5社面接に呼んでいただき、2社内定をいただけました。
この結果から、職業訓練に通うことやブランク期間が転職に不利なるとは言えないことが証明できると思います。
それでは、見ていきましょう。
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職業訓練に通うと転職に不利になるというのは「ウソ」です
まず、職業訓練に通うことが転職に不利になることはないと考える理由を解説していきます。
面接で職業訓練について聞かれることはなかった
私は職業訓練期間が終わってから、本格的に転職活動を始めました。
そして5社の面接を受けましたが、すべての会社の面接で、職業訓練について詳しく聞かれることはありませんでした。
もちろん、職務経歴書やポートフォリオサイト(自分の経歴や技術、作品をまとめたWebサイト)に学んだことは書いておいたので、それを見てくれたということは考えられます。
職業訓練に通っていたんだね。
面接では、上記のように言われることはありました。
ですが、いま現在無職であることをマイナスに捉えられたように感じたことはありません。
むしろ、いつからでも働けるというように、プラスに捉えてくれた会社もあります。
私の経験から、職業訓練に通っていたこと、仕事にブランクがあることにマイナスのイメージを持つ会社は少ないと感じました。
さらに私は出産・育児で約1年半の専業主婦期間があるので、余計に不利な条件だっかもしれません。
ただこれを書いていて思ったのは、私が受けた会社がIT企業であるというのも関係あるでしょう。
ここは業界によって変わるかもしれないので、業界について調査してみてください。
だからといって、無意味に行くのはよくない
ここまで職業訓練に通っても転職に不利にはなりませんよ、と書いてきました。
しかし、すべての人が不利にならない訳ではないと思っています。
それは、ただの時間稼ぎという感覚で行こうとしている場合です。
職業訓練では、お金をもらいながら勉強できます。
なので、何となく行こうと思ってしまう方も多いように思います。
しかし、今後の仕事に関係する訓練でなければ意味がないと思います。
また、仕事に直接関係なくても、学んだことを何も活かせないのであれば行く意味はないですよね。
自らの意志で学びたいことがあるのであれば行くべきですし、ただの時間稼ぎという感覚で行くのであれば、やめておいた方が良いです。
そういう気持ちは面接の時に伝わると思いますし、結果的に不利に働いてしまうのではないかと思います。
職業訓練のメリットとデメリット
職業訓練のメリットとデメリットに関しては、「【経験談】職業訓練でプログラミングを学ぶメリットとデメリット」の記事で詳しく書いています。
興味のある方は、そちらの記事をご覧ください。
この記事では、ざっくりご紹介します。
私はプログラミングを学ぶ講座に通ったのですが、他の講座にも共通して言えるメリットは以下の4つです。
- 失業保険(失業給付金)を受給しながら勉強できる
- 納得するまで質問することができる
- 業界の裏側を知ることができる
- 学習意欲の高い大人に会える
特に「学習意欲の高い大人に会える」というのは、とても刺激を受けました。
私と同じように子持ちのお母さんがいたり、定年後の方がいたり。
みんな色んな状況で頑張っているんだということを知ることが、モチベーションアップにつながりました。
反対に、デメリットは以下の2つです。
- 授業内容や進み具合が自分に合っているとは限らない
- ハローワークの手続きが面倒くさい
メリットとデメリットを見極めて、職業訓練に通うかどうか判断しましょう。
職業訓練を受講する前に知っておくべきこと
私が実際に職業訓練を受講してみて、事前に知っておいた方が良いと思ったことです。
受講する内容について事前に学んでおくべき
先ほど、無意味に行くのは良くないと書きましたが、受講しようと思っている講座の内容に関して、少しは自分で学習しておくべきだと思います。
私は、プログラミングの講座に通いました。
確かに、何も予習はしなくても良いし、まったくの初心者OKという講座でした。
しかし、本当に何も知らずに決めてしまったら、自分に合うかどうかわかりませんよね。
プログラミングは本当は自分に合わなくて、やっていても楽しくないかもしれません。
私の場合は3か月の講座でしたが、短くて数か月、長い場合は1年など、長期間通うことになります。
毎日つまらない授業だったら苦痛で仕方ないですよね。
これが、受講する内容について事前に学んでおいた方が良いと思う理由です。
就職支援サポートは期待しない方が良い
職業訓練校の就職支援サポートは、そこまで期待しない方が良いように思います。
ただ、学校によって違うところなので一概には言えませんが、参考までに書いておきます。
私が通ったところでは、求人情報の紙が置かれているだけでした。
さらに、講座が終わるまでに就職しろという圧力は、まったくありませんでした。
むしろ、最後まで講座に来てほしいという雰囲気さえありました。
実際に職業訓練期間中、仕事を決めた人は1人しかいませんでした。
たまに企業の方が来てくれて、1時間くらい会社説明をしてくれたこともありました。
ただ、採用の優先枠があるのかはわかりません。
ですので、就職支援サポートはそこまで期待しない方が良いです。
職業訓練校によっては、就職率を上げようとしてなのか、その講座に関係ない、前職の職種を勧められるなんてこともあるようです。
私の隣の席の方は、前に3DCADを学ぶ講座に通っていたのに、前職の経理の仕事の面接を半強制的に受けさせられて転職したのだとか…
せっかく新しいスキルを身に付けようと学びに行っているのに、ひどい話ですよね。
就活を成功させるポイント
経験談から言えることは、受講後の計画をきちんと立てることです。
私の場合は、以下のように計画を立てていました。
- 1月〜3月:職業訓練に通う
- 4月上旬:受ける企業のリストアップ、自己分析
- 4月下旬:企業に応募
結果的に5月頭には内定をもらい、5月中旬から働き始めることができました。
ざっくりでも良いので計画を立てておくと、精神的にラクになると思います。
【まとめ】職業訓練に通うと転職に不利になるというのは「ウソ」です
この記事の要点をまとめると、以下の通りです。
- 職業訓練に通うことが転職に不利にはならないと考える理由
→面接で職業訓練について聞かれることはなかった
→だからといって、無意味に行くのはよくない - 職業訓練を受講する前に知っておくべきこと
①受講する内容について事前に学んでおくべき
②就職支援サポートは期待しない方が良い
③就活を成功させるポイントは計画を立てること
この記事で伝えたかったことは、職業訓練に通うことは転職で不利にならないですし、仕事のブランクも特に不利にはならなかったということです。
何度も言うようですが、ただの時間潰しで通うのはおすすめしません。
しかし目的を持って通うのであれば、お金をもらえながら新しいスキルを身に付けられるので、とても良い機会だと思います。
ぜひ、有意義な職業訓練の時間を送ってください!
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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