職業訓練のプログラミング講座に通おうか悩んでいます。実際に通った人から、メリットとデメリットを聞いてみたいな。
このような方向けの記事です。
この記事を書いている私(わや@wayasblog)は2020年1月〜3月までの3か月間、JavaとPythonを学ぶ職業訓練に通っていました。
3か月間通った私が、職業訓練でプログラミングを学ぶメリットとデメリットをまとめます。
職業訓練に通おうか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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職業訓練でプログラミングを学ぶメリット
私の考えるメリットは、以下の5つです。
- 失業保険(失業給付金)を受給しながら勉強できる
- プログラミングの基本の「き」を学べる
- 納得するまで質問することができる
- IT業界の裏側を知ることができる
- 学習意欲の高い大人に会える
それぞれ見ていきましょう。
メリット① 失業保険(失業給付金)を受給しながら勉強できる
受給資格があれば、お金をもらいながらプログラミングを学ぶことができます。
もしプログラミングの勉強に集中しようと思って退職しても、給料が入ってこないと、なかなか精神的にもキツいものがありますよね。
職業訓練の場合は受給資格があれば失業保険をもらえますので、安心して勉強に専念することができます。
受講料は無料ですし、交通費も支給されます。
講座で使うテキスト代は負担する必要がありますが、それだけです。
私自身も3か月間、失業保険をもらいながら勉強することができて、とても助かりました。
何だかんだで金銭的な安定は精神的な安定につながりますので、失業保険は1つ目のメリットにしました。
メリット② プログラミングの基本の「き」を学べる
職業訓練では、「プログラミングとは」といった部分から勉強するので、基本の「き」から勉強することができます。
独学だとすぐに構文を覚えたりして、プログラミングの根本部分にはあまり触れませんよね。
いきなり構文を覚えるよりも、仕組みがわかることで、より理解しやすくなると思います。
とはいえ、「机上で学んでも実践で役に立たないでしょ?」と思う人もいると思います。
確かに、すぐに構文を学んだ方が早いかもしれません。
ですが、プログラミングの言語を1つ学べば、他の言語を習得するのがラクになるという話もあるので、基本の「き」を学んでおくことは大事です。
実際にJavaとPython学んでみて、両方に共通することが多かったので、基礎は大事だということを実感しました。
メリット③ 納得するまで質問することができる
職業訓練中に、下記のツイートをしました。
先日職業訓練の窮屈さをツイートしましたが、逆に良い所は、納得するまで聞けるところですかね。
— わや@ブログ/プログラミング挑戦中 (@wayasblog) February 20, 2020
独学だと、ググる→わからない→ググる→わからなくて放置→数日後にひらめく💡みたいな遠回りすることがあるけど、授業ではある程度納得できるまで聞ける!
あくまで周りの人の時間を奪わないように⚠️
独学だと、調べてわからないことがあると、つい放置してしまったりするんですよね。
そしてある日突然ひらめく!みたいな感じで、なかなか進まないことも多いです。
ですが、訓練中は講師の方がいるので、納得するまで質問することができます。
ただ、注意しなければならないポイントは「周りの人の時間を奪わない」ということです。
私は、これを意識していました。
自分が質問することが、周りの人も聞きたいであろうことなら質問すべきですが、そうでない場合は個別で質問をするなど。
中にはググればわかるよねってことを聞いちゃう人がいて、ちょっともったいないなと思いました。
メリット④ IT業界の裏側を知ることができる
講師が実務経験豊富な方だったので、IT業界の話はもちろん、IT業界の裏側も教えてもらうことができました。
プログラミング初心者ということは、IT業界で働いたことがない人が大半だと思います。
なので、授業の合間にちょくちょく話してくれる話が、とても参考になりました。
独学で勉強しているだけでは、IT業界の本当のところがわかりづらいですよね。
自分がIT業界に適性があるのか判断するためにも、いい機会だと思いますよ。
メリット⑤ 学習意欲の高い大人に会える
もちろん個人差はありますが、職業訓練に学びに来ている方は、学習意欲の高い方が多いです。
私と同じように子持ちのお母さんがいたり、定年後の方がいたり。
みんな色んな状況で頑張っているんだということを知ることが、モチベーションアップにつながりました。
独学とは違い、一緒に勉強する仲間がいるのは、何より心強いですね。
職業訓練でプログラミングを学ぶデメリット
次に、デメリットは以下の3つです。
- 進み具合が自分に合っているとは限らない
- 理解度は講師によって大きく左右する
- ハローワークの手続きが面倒くさい
順番に見ていきましょう。
デメリット① 進み具合が自分に合っているとは限らない
職業訓練中に、下記のツイートをしました。
職業訓練は、正直コスパ悪いです🙅♀️
— わや@ブログ/プログラミング挑戦中 (@wayasblog) February 7, 2020
言い方が悪いですが、理由は遅い人にペースを合わせるから。わかってはいたことなんですけどね…
独学できることはすごいことなので、やっぱりその能力を活かせたらベストですね!
職業訓練を受けた率直な感想は、「ペースが遅い」ということでした。
受講生が約20人おり、みんながついて行けるスピードにしなければならないので、仕方ないですね。
さらに私の通っていた講座はテキスト通りに進めるので、テキストを読めば自分でも勉強できるという感じでした。
つまり、独学できる人は自分で学んだ方が効率はいいです。
また、「ビジネスマナー講座」もあり、プログラミングだけを学ぶことは許されません(笑)
私の通った講座は、1か月経ってようやくプログラミングを勉強できる感じでした。
後述しますが、職業訓練に通うべき人は「独学できない人」ですね。
デメリット② 理解度は講師によって大きく左右する
これに関しても、下記のツイートをしました。
職業訓練にて、数名の講師に教わっていると「良い講師」は、技術力の高さとは必ずしも比例しないということがわかった。
— わや@ブログ/プログラミング挑戦中 (@wayasblog) March 12, 2020
おそらく、高い技術力を持っているが故に初心者の気持ちがわからない?🤔
初心者がプログラミングを習う時には、ちょっと先を行っているぐらいの人に教わるのが良さそう🙆♀️
講師の方は、おそらくプログラミング技術に関してはかなりの技術を持っているのでしょう。
しかし、人に教えるという点で優れているとは限りません。
私が教わった講師の方の数名は、大学教授のように淡々と進める感じで、正直わかりづらかったです。
一方で、他の講師は教えるのに慣れているようで、とても楽しく授業を進めることができました。
これは、たとえプログラミングスクールに通ったとしても起こり得ることなので仕方がないかもしれません。
複数名の講師が教えてくれる場合は、自分に合った講師を見つけましょう。
デメリット③ ハローワークの手続きが面倒くさい
職業訓練の授業とは直接関係ありませんが、ハローワークの手続きは本当に面倒くさいです。
なぜなら、ネット上でいろいろな手続きをすることができず、ハローワークに直接足を運ばなければいけないからです。
職業訓練に通おうと決めてから、職業訓練が終わるまでにしなければならないことを以下にまとめました。
- 職業訓練の相談&応募書類もらいにハローワークへ
- 職業訓練の施設見学
- ハローワークに応募書類提出
- 職業訓練の施設で面接
- 失業認定のため離職票を持参してハローワークへ
- 初回講習会のためハローワークへ
- 職業訓練説明会のため県に指定された会場へ
- 雇用保険説明会のためハローワークへ
- 職業訓練開始 → 初回認定のため午後からハローワクーへ
- 職業訓練終了 → 就活状況報告&訓練後給付申請のためハローワクーへ
以上のすべてにおいて、わざわざ現地へ行かなくてはいけないので、結構負担が大きかったです。
私の場合、職業訓練に応募する段階では在職中だったので、有給休暇を使って行かなくてはなりませんでした。
なかなか面倒な手続きが多いので、効率的にやるようにしましょう。
【職業訓練 × プログラミング】結局は誰におすすめなのか?
結局のところ、どんな人が職業訓練でプログラミングを学ぶべきなのかをまとめました。
誰におすすめ?
結論は、以下のような人です。
- 独学だと勉強ができない人
- まずは広く浅く学びたい人
サクッと解説します。
独学だと勉強ができない人
どうしても1人で勉強ができない人にはおすすめです。
職業訓練では、わりと手取り足取りプログラミングについて教えてくれるからです。
逆に独学ができて、どんどん自分のペースで進めていきたい人には、おすすめできませんね。
私の場合は後者だったので、結構時間を持て余してしまうことがありました。
まずは広く浅く学びたい人
職業訓練では、プログラミングの基礎が学べる講座がほとんどだと思います。
なので、そこまで踏み込んだ技術を学べるわけではありません。
プログラミングに興味を持ち始めた段階の人で、広く浅く学びたいと思っている人にはおすすめできます。
そこで興味を持ったら、自分で深く勉強していけばいいと思います。
どんな講座がいい?
経験者の私が考える「選ぶべき職業訓練のプログラミング講座」は、何かしらの成果物が作れる講座です。
職業訓練では、プログラミングの基礎を学ぶので、構文をひと通り学んで終わりです。
なので、これといった成果物は作成しませんでした。
プログラマとして転職するには、未経験でもやはり成果物はあった方がいいですよね。
応募する段階では成果物が作れるか否かはわからないかもしれませんが、見学に行った際などに質問してみるといいかもしれません。
【まとめ】職業訓練でプログラミングを学ぶメリットとデメリット
今回は、職業訓練でプログラミングを学ぶメリットとデメリットをまとめました。
職業訓練に通おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
もし他に知りたい情報があれば、コメントいただければと思います。
職業訓練に通うことが決まった時に下記のツイートをしました。
1月からプログラミング系の職業訓練に通います👩💻
— わや@ブログ/プログラミング挑戦中 (@wayasblog) December 29, 2019
11月末に暇すぎる仕事を退職し、人生で1度は行ってみたいと思っていた職業訓練に通うことが決定。
遠回りかもですが、未経験からエンジニアになれるか?を自分なりに発信していきます。
初めて「やってみたい!」と思える仕事に挑戦するので楽しみ😊
何となく、職業訓練に通ってみたいという思いがあったんですよね。
デメリットもあげましたが、何だかんだで職業訓練に通ったことはいい経験になったと思っています。
一度きりの人生なので、興味を持ったらとりあえず情報を集めてみるのもいいと思います。
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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